18歳以上の人が自分を本会員としてクレジットカードを申し込む場合、原則として親の同意は必要ありません。ただし、カードごとの申込条件と審査があり、親の同意が不要でも必ず発行されるわけではありません。
また、申込時の同意、カードの配送や連絡、利用代金を誰が支払うかは、それぞれ確認が必要です。この記事では、本人のカードと家族カードの違いも含めて整理します。掲載情報は2026年10月5日に公式情報で確認しています。
クレジットカードは18歳から親の同意なしで申し込める
2022年4月1日から、民法上の成年年齢は20歳から18歳になりました。18歳・19歳も成年となるため、親の同意を得ずに契約できます。消費者庁の説明でも、クレジットカードの契約が例として挙げられています。
以前も、18歳・19歳が親の同意を得て申し込めるカードはありました。制度変更によって変わったのは、18歳・19歳も自分の意思で契約できるようになった点です。
出典:消費者庁「18歳から大人」特設ページについて / 消費者庁 令和4年版消費者白書:若者を取り巻く社会環境の変化
親の同意が不要でも申込条件と審査はある
年齢条件に加え、高校生を対象に含むか、収入や在学状況についてどのような条件があるかは、商品ごとに異なります。カード会社が申込内容を審査するため、対象年齢に達していても発行されない場合があります。
三井住友カードも、18歳・19歳が親権者の同意なしで申し込めることと、審査によって希望に沿えない場合があることをあわせて案内しています。
18歳未満は親が同意すればどのカードでも作れるわけではない
親の同意があっても、商品の年齢条件を満たす必要があります。たとえば楽天カードは18歳未満を申込対象としていません。17歳で収入がある場合も、親の同意だけでこの条件が変わるわけではありません。
18歳未満の家族カードの特別な取扱いや、高校生を対象とするカードは、クレジットカードを作れる年齢・高校生の申込条件をご確認ください。
出典:楽天カード:未成年・学生のカードお申し込みについて知りたい
親への電話や自宅への郵送はある?
親の同意が不要であることは、自宅への郵送や電話連絡が一切ないという意味ではありません。配送方法や本人確認の手続きによって、登録した連絡先や住所に連絡・郵送が行われます。
たとえば楽天カードは、佐川急便でカードを配送する際、登録した自宅電話番号に配達業者から電話する場合があると案内しています。これは配送に関する連絡で、親に契約の同意を求める手続きとは異なります。
家族と同居している場合などは、申込画面で配送先・連絡先と受取方法を確認しましょう。「親の同意不要」という条件だけで、家族がカードの発行を知る機会がないとは断定できません。
親が本会員の家族カードは、親による手続きが必要
家族カードを使いたい場合は、本会員である親などに追加の申し込みをしてもらいます。たとえば楽天カードの家族カードでは、子供が自分だけで追加発行を済ませるのではなく、本カード会員が申し込みます。
| 確認する点 | 自分が本会員の楽天カード | 親が本会員の楽天カードに追加する家族カード |
|---|---|---|
| 申し込みを行う人 | 自分 | 本会員である親 |
| カードを使う人 | カード名義人である自分 | 家族カード名義人である自分 |
| 利用代金を引き落とす口座 | カード契約者本人名義の口座 | 本会員である親の口座 |
| 利用明細の管理 | 自分で確認する | 子供の利用分を本会員である親も確認できる |
楽天カードの家族カードは、生計をともにする18歳以上の子供などが対象です。ただし、本会員が持つカードの種類によっては追加できません。家族カードを使うなら、利用額の上限や、誰がいくら負担するかも本会員と相談しておくと管理しやすくなります。
出典:楽天カード公式:学生向けクレジットカードの作成方法や種類について徹底解説! / 楽天カード:家族カード / 楽天カード:家族カードのお支払いについて / 楽天カード:家族名義の口座で、引き落としのための口座登録ができるのか知りたい
自分のカードに親名義の口座を自由に登録できるとは限らない
カードの申込条件と引き落とし口座の条件は別に確認しましょう。楽天カードの場合、本カードの支払口座はカード契約者本人名義に限られています。親名義の口座から支払うことを希望する人には、家族カードの利用が案内されています。
親に費用を負担してもらう予定でも、自分のカードへ親名義の口座を登録できると決めつけず、カード会社の案内を確認してください。
出典:楽天カード:家族名義の口座で、引き落としのための口座登録ができるのか知りたい
親のカードを借りて使うことと家族カードは違う
家族カードは、利用する家族本人の名義で発行されるカードです。親名義のカードをそのまま借りることとは異なります。三井住友カードは、家族であっても名義人以外はカードを利用できないと案内しています。親が了承していても、親のカードやカード情報を自分のものとして使わないようにしましょう。
自分で契約する前に確認したいこと
親の同意なしで申し込む場合も、支払日までにいくら用意できるかを確認してから利用しましょう。申込時には、次の点を見直しておくと安心です。
- 年収・在学状況・住所などは、申込画面で求められた内容を正確に入力する。
- 年会費や、選択した支払方法の手数料を確認する。
- 自動的にリボ払いへ切り替わる設定がないかを確認する。
- 引き落とし日と口座残高を確認し、利用明細を定期的に見る。
消費者庁の案内では、18歳・19歳は成年となるため、成年に達してから結んだ契約について未成年者取消権を使えないとされています。「親に同意を取らなかったから」という理由で、未成年者として取り消せるわけではありません。
契約や請求についてトラブルがある場合は、カード会社への問い合わせに加え、消費者ホットライン188で消費生活相談窓口の案内を受けられます。
出典:消費者教育ポータルサイト:18歳から大人に!クレジットカードの使い方を考えよう! / 消費者庁「18歳から大人」特設ページについて




コメント