ETCカードは車から離れるときに抜いて持ち出します。車内の高温による変形や、盗難を防ぐためです。サービスエリアなどで抜いたときは、走り出す前に入口で使った同じカードを戻します。駐車・休憩・再出発の場面ごとに、確認したいことを整理します。
ETCカードは車から離れるときに持ち出す
自宅や月極駐車場でも、外出先でも、車から離れる際は車載器からETCカードを抜いて携行します。駐車時間の長さより、車を離れるかどうかを基準にすると迷いにくくなります。
車内の高温で変形や読み取り不良が起こり得る
車内が高温になると、ETCカードが変形・劣化し、車載器との通信に支障が出ることがあります。日差しを受ける場所に置いたままにするほか、車載器に入れたまま駐車を続けることにも注意が必要です。翌日すぐ使う予定があっても、車を離れるときは車内に置かず携行しましょう。
ETC総合情報ポータルサイトの利用上の注意では、高温などによるカードの変形や劣化と、挿し込み不良によるゲートのエラーを案内しています。見た目に問題がなくても、次回は車載器が正常に読み取ったことを駐車中に確認してください。
防犯のためにカードは財布などへ戻す
車内にカードを残すと、車上荒らしなどで持ち去られるおそれがあります。鍵をかけたことや、外からカードが見えないことだけで管理を済ませず、降車時に持ち出してください。NEXCO東日本のETCカード案内も、車を離れる際の携行を勧めています。
毎回違うところへしまうと、次の出発前に探す時間が増えます。運転免許証を携行する財布や普段使うカードケースなど、出発時に手元へ戻せる場所を決めると続けやすくなります。車内の収納へ移しただけでは、車を離れるときの紛失対策になりません。
ETCカードを抜き差しするタイミング
抜き差しは安全な場所に駐車して行います。入口から出口までの通行に使うカードは同じ1枚を用意し、走行中や料金所の直前に操作しないようにします。
サービスエリアでも車を離れる際は抜いて持ち出す
サービスエリアやパーキングエリアで車を離れる場合も、駐車を済ませてからカードを抜いて持ち出します。再出発前に、入口で使った同じカードを挿してください。休憩を挟むことは、通行途中に支払い用のカードを替えてよいという意味ではありません。
NEXCO中日本の抜き差しに関するFAQに、休憩施設での携行と再挿入の注意が掲載されています。自宅での駐車と違い、次に使うのは新しい通行ではなく、出口まで続く同じ通行です。同行者のカードと取り違えないよう、持ち出した人が戻すところまで担当すると確認しやすくなります。
料金所の直前に気づいてもその場で操作しない
走りながらカードを挿したり、料金所の直前で差し直したりするのは避けます。操作で運転への注意がそれるうえ、通信が間に合わなかったり、カードのデータに影響したりする場合があります。ゲートの手前や本線の路肩を、カードを挿すための駐車場所にしないでください。
通行可能なレーンは料金所ごとに異なります。ETCが使えないまま専用料金所に入ってしまった場合は、NEXCO東日本のETC専用料金所案内のとおり、サポート表示のあるレーンで一旦停止し、現地の案内や係員の指示に従います。自己判断で後退したり、隣の車線へ移ったりしないでください。
次の出発前は有効期限と車載器の案内を確認する
カードが手元にあること、期限内であること、車載器が正常に読み取ったことを一連の確認にします。車種や機器に応じた挿入方向、音声、ランプ表示は取扱説明書を参照してください。
有効期限は車載器の音声に頼らず券面を見る
カードを認識することと、カードが有効期限内であることは別です。車載器だけで期限切れに気づけない場合もあるため、券面の月と年を確認します。新しいカードが届いたら切替時期を確認し、旧カードをうっかり持ち出さないようにしましょう。
例えば月末の夜に入り翌月に出る予定なら、出発時だけでなく出口の時点でも有効かを見ます。NEXCO東日本の期限切れ防止案内では、期限をまたいだ通行時の注意も示しています。更新カードが手元にない場合は、余裕のあるうちに発行会社の案内を確認します。
表示や音声が普段と違うときは出発前に確認する
ETCを使う前には、挿入方向や差し込みの深さを確認し、機器の案内が正常か確かめます。見慣れないランプや警告が出たら、表示を控え、機器の説明書に沿って確認してください。無理に押し込んだり、認識が不安定なままゲートで試したりしないようにします。
前回の走行では使えていても、今回は期限切れや挿し込み不良が起きている可能性があります。カードの状態を確認しても読み取りに問題があるときは、ETCカードが使えない原因と確認順も参照し、カードと車載器のどちらを相談するか整理します。
入れっぱなしにした後は状態を確認する
長時間残したことに気づいたら、安全な場所で車を止めてカードを取り出します。カードがある場合と、なくなっている場合で次の行動を分けましょう。
変形や破損があれば発行会社へ連絡する
カードに目立つ反り、割れ、欠けがある場合は、そのまま挿し込まず発行会社に相談します。車載器から抜けにくいときも強い力を加えず、機器の説明書やメーカーの案内を確認しましょう。再発行の要否や、手元のカードの取り扱いは発行会社の案内に従います。
カードが見当たらず盗難の可能性があるときは、見つかるまで連絡を保留せず、発行会社の紛失・盗難窓口に連絡します。変形・破損や紛失などの通知は、ETCシステム利用規程にも定められています。最後に使った日時や、車から離れた場所を控えておくと説明しやすくなります。
車を離れるときと走り出す前に確認する
毎回の手順を降車と出発の2か所にそろえると、置き忘れと挿し忘れの両方を減らしやすくなります。高速道路を使う予定のない日は、カードを携行したままにしておくと車内に置く必要がありません。高速道路上の休憩では、入口で使ったカードが手元にあることも確認します。
| 場面 | 確認すること |
|---|---|
| 駐車して車を離れる | カードを取り出して携行する |
| 休憩施設から再出発する | 入口で使ったカードを駐車中に戻す |
| 高速道路を使う前 | 有効期限・挿入状態・車載器の案内を確認する |
レンタカーや借りた車では返却前に抜く
自分のETCカードをレンタカーに挿した場合は、返却前に取り出したか確認します。荷物を下ろすときは座席や荷室だけでなく、運転席周辺の車載器も確認場所に含めてください。同乗者のカードを使った場合も、名義人が持ち帰ったか声をかけて確認すると、返却後に探し直さずに済みます。
すでに返却してしまった場合は、利用した店舗へ連絡し、車両と返却日時を伝えます。カードの所在が確認できず、第三者が使える状態にあるときは、発行会社にも連絡してください。



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